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JIA25年賞受賞について

浦添市立図書館JIA25年賞受賞について

 

大晋建設株式会社(本社:沖縄県那覇市古波蔵、代表取締役社長:大城壮司)が建設を手掛けた浦添市立図書館(所在:沖縄県浦添市)が、この度、「第20回JIA25年賞」(主催:公益社団法人日本建築家協会(略称:JIA))を受賞いたしましたので、お知らせいたします。

 

この賞はJIAが「25年以上の長きにわたり、建築の存在価値を発揮し、美しく維持され、地域社会に貢献してきた建築」を登録・顕彰するもので、建築が未来に向けて生き続けていくために、多様化する社会の中で建築が果たすべき役割を確認するとともに、次世代につながる建築のあり方を提示することが目的です。

 

◆受賞の概要

名  称  浦添市立図書館

用  途  図書館
所在地  沖縄県浦添市安波茶

竣  工  1985年3月

設  計  内井昭蔵建築設計事務所・東設計工房設計共同体

施  工  大晋建設株式会社

建築面積  1,856.18㎡

延床面積  3,036.58㎡

構  造  鉄筋コンクリート造

規  模  地上2階

 

◆審査員評価 公開コメント

現地審査に行かなければ建築本当の姿はわからない。そう思えたのも、時をかさねたこの図書館が地元に根づいていると実感できたからである。設計者の内井昭蔵は、敷地が地域や風土との関係性を喪失し、施主が建築の利用者ではなくなり、建築生産の増大によって建築が均質化し、職人の個人の技が失われてしまったと指摘する。そして建築の立ち戻るべき原点を、「健康」という言葉に託して掲示しようとした。こうした建築の現状に対する批判的な視点を持っていたからこそ、この図書館に取り組むこととなった時、内井は自ら提唱した「健康な建築」、すなわち、地域や風土との関係性を育みつつ、市民に親しまれる雰囲気を持ち、厳しいコストの下で設計にも携わっている。このことも現在の健全な状態を維持する大きな力となったことは明らかだ。

本に囲まれた「書斎の延長としての図書館」、「長くとどまりたくなるような場」をめざした閲覧室は、ここへ通う子供たちに凛とした図書館の姿を印象づけたに違いない。手づくりの瓦を積み上げた屋根の温かみも含め、これからも市民のよりどころとして在り続けることだろう。

 

浦添市立図書館1

浦添市立図書館2 浦添市立図書館3 浦添市立図書館4

(※上記写真は当社60年記念誌より)

このニュースリリースの原本はこちらからどうぞ。

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○このニュースリリースに関するお問い合わせ先

大晋建設株式会社 開発営業部(當間) Tel:098-831-7777

Mail:nk-touma@taishinkensetsu.co.jp